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雨が降り、洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ち付けても、倒れることはない。岩を土台としているからである。

生活

減少 II -お友だちが少なくなっていきます

光子がシカゴに来て二日目に会い、心が通じ合って以来、恵(ケイ)が亡くなるまでの約三十五年間、長電話と言われながら一日に三、四時間も話したり、喧嘩をしたり、聖書の学びをしたり、宣教に近所の日本人を訪問したり、日本語学校を作って教えたり、パンの作り方を教えてもらったり、思い出すことは尽きません。
恵はパンを何の苦もなく作っていました。光子は焼きたてのパンをいつも貰い、恵に「暑いうちに食べるのは胃によくないよ。」などと言われながら、暑いパンの中身をほじって食べました。肉まんを作るのに恵のパンの生地が欲しいと言ったら、来てパンの作り方を教えてくれました。その日は恵のパン生地を使って美味しい肉まん、アンマンを食べました。でもそのあと光子が作るパンは、どうしても二度目の発酵で膨らんでくれないのです。恵はレシピをいろいろと変えて、光子を指導してくれましたが、どうしても作れません。光子の冷たい手が悪いのだろうということになりました。恵のいない今、焼きたてのパンは食べられないし、肉まんもアンマンも出来合いのデナーロールを使って作ってます。
こんな些細なこと一つにしても、恵のいないことは光子の生活に響いています。恵は長く患ったので、亡くなったとき悲しみはあったけれどもショックは少なかったです。でも日が経つにつれて恵のいない寂しさが身に染みています。話をしてツーカーと通じる人がいなくなったのですから。恵の前にもう一人親しいお友だちを亡くしており、余りの寂しさに神様に、
「もう友だちはいらない。イエス様だけでいい。あなたは一人一人そちらの世界につれて行ってしまうのですから。」と言って訴えたことがあります。神様は私の必要を私より以上にご存知なのでしょう。私のその訴えを取り上げず、今は若い人たちが一緒によくいろいろなことをしてくれています。不思議なことにパンを上手に作る人を連れてきてくれました。恵のパンを食べているようです。
長患いの間の恵が一番楽しかったできことを書いて、恵の思い出としましょう。
恵にこの病が出てきたのは引退できる頃でしたから、六十歳過ぎの頃でしたでしょう。ある日恵から電話があってその日の出来事を話してくれました。「この間、ドクターのアポイントメントに仕事の帰りに行こうとしたのに、ドクターの事務所が見つけられず、家に帰ろうとしたんだけど家も何処にあるのかも分からなくなってしまったのよ。それで三、四時間もあちこちと運転していたらしく、やっと家に帰れたのが九時ごろだったかしら。ドクターも、主人も、家族のみんなも心配していて、ドクターは、恵が帰ったら必ず病院に連れて行って、検査を受けるようにとの指示があったので直ぐに病院に行きました。検査のため入院したのよ。その検査の結果が昨日分かって、脳に腫瘍があるんですって。それで明日、腫瘍摘出の手術をするの。光子、祈って欲しいのよ。」と言いました。光子は恵と一緒に電話で祈り合いました。
次の朝早く、恵のご主人と一緒に恵を病院に連れて行き、手術の間待っていました。そして腫瘍が全て摘出され手術は成功したとのドクターの報告を聞き、ご主人を残して光子は病院をあとにしました。
恵の手術は脳を開き、丁度頭の中央に当たるくらいのところから腫瘍を摘出したのです。体の何処にも障害が出ませんでしたが、話すことに問題が生じ、長い療養生活が始まりました。私も微力ながら一緒に聖書を読み、お祈りし、賛美歌を歌って時間を過ごしました。そんなとき、恵は、「この腫瘍は生まれたときからあったもので、ホルモンに関係があるのか、普通は十二、三歳で女の子の月のものが始まる頃に活動し、殆どの子供が死んでしまうだって。」と話してくれました。
そんなある日、恵から電話があり、
「光子、私はとっても嬉しい。だってまだイエス様のことが話せるもの。」と言いました。「昨日ね、私が買い物から帰ってくると、裏通りを隔てて住んでいる若い女の人が、この頃見かけなかったけど如何ですか、と聞いてくれたのよ。それでね、これは神様がくださったチャンスだと考えて、買ってきた荷物を階段において、『脳にある腫瘍の摘出手術をしたため入院してたんです。この腫瘍は『死をもたらす腫瘍』と言われ、生まれたときからあって、普通は13、4歳で死を迎えるのだそうです。でも私は60歳近くになるまで何事も起こらず、神様のお恵みとしか説明できない不思議なことです。結婚もでき、二人の子供たちにも恵まれ、孫にも恵まれました。本当に感謝しています。最も感謝することは、神様が私を40歳近くになって神様の子にして下さったこと、もし13、4歳で死んでいたらイエスさまを知らずに死ななければならなかったのだから、これは神様の深い愛と恵み、そして奇跡に他ならないと思うのです。』と言ったのよ。その女の人がこの話をどう思ったかは分からないけれども、神様に感謝したこと、そして喜びを分かち合えて本当に良かったの。でもね話終わって、思い出したらアイスクリームを買ってきてたので、この暑さの中、アイスクリームは全部溶けちゃった。」と言って笑ってました。でも恵は本当に嬉しそうでした。
恵はそのあと何回手術をしたかしら。今、恵は天国でもっと嬉しそうに、『イエス様、あなたを愛してます。私の友達みんながイエス様のところに来て、また天国で会えるようにしてください。』って、イエス様と顔と顔を合わせてお願いしていることでしょう。
恵がいなくなってパン生地が貰えず、光子の肉まん、アンマンは、出来合いのデナーロールを使って作ってますが、そのレシピを下記しますからご覧ください。簡単です。

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ニュースについて

オバマ次期大統領

オバマ次期大統領 今回の大統領選後いろいろなことが起こった。それらの中で黒人社会の中に起こった嬉しい話をニ、三記し、黒人社会のために、また差別社会が完全になくなるように祈る。

トークショー・ホストとして有名なオプラが、11月4日にシカゴで行われたオバマ大統領選勝利宣言のセレブレーションで、彼女の前にいた名も知らない白人の肩につかまって涙を流したとのニュースがテレビに出た。そのシカゴのABCテレビステーションでは、2008年11月6日現在、その白人が誰であるか知らせて欲しいと報道している。

オプラが泣いただけでなく、多くの年齢を経、その間多くの苦しい差別を経験して来た老人たちがみんな泣いていた。その涙はどんな言葉でも言い表せないものだ。その涙を見た人たちに、差別は罪であるとの思いが起こるように祈る。

また黒人の小学校で取材したニュースがテレビで発表された。小学校4、5年生が涙のために声をつまらせて、黒人が大統領になったのだ、自分たちも...。ここでこの少年は声がつまりあとを続けられなかった。本当に嬉しかったのだろう。

シカゴのテレビ局が道でランダムに取材していたとき、ある黒人の青年が言ったことは、上記の少年が涙で言えなかったことを言ったようだった。この青年は大学で勉強したって何になるんだ、大学などにはいかない、と思っていたが、黒人が大統領になれる社会になったのだ、自分も大学に行き、勉強する。今日は何と素晴らしい日か、と言ってやはり涙を流していた。

シカゴ市の南のほうには黒人が多く住んでいる。そこでは毎日のように殺人、それも小さい子供たちが流れ弾に当たって亡くなっている。これが百パーセントなくなることは期待できないにしても、黒人社会が少しでも良くなるように、イエス様が「これらのことは断食と祈りによらなければならい。」と仰った言葉を思い出し、前のプラグに書いた「人はみな悪人」の記事のことをも考え断食と祈りをしましょう。

光子の人種差別の経験を下記しますのでお読みください。

ニュースについて

「秋葉原事件 ― 人は罪人」

「秋葉原事件 ― 人は罪人」
秋葉原事件に関連した記事を読んだとき、日本でもアメリカと同じような恐ろしいことが起きていると思った。

6月8日、東京秋葉原で悲惨な事件が起き、17人もが殺傷されたとのこと。そして全国の人々が喪に服しているような状態にあるとき、秋葉原事件を模倣した事件を起こすと予告している人たちがあとを絶たないとのこと。新聞報道では「犯行予告33人摘発・ネット模倣100件超」との記事がでたとのこと。逮捕、補導、書類送検された中には小中学生も入っているとのこと。(お祭り人MOMO-TAROの日記BLOGおよび毎日新聞情報源)

人の心は何と悪に満ちていることだろうか。秋葉原事件で殺傷された人たちのご家族には哀悼の意を表させていただきます。

秋葉原事件に似せた犯行予告が一ヶ月のうちに33件も起こったということが本当に恐ろしい。その内容を上記ブログで読むと恐ろしさがさらに増す。どう考えても人の心が悪に満ちていることの証明になるのではないだろうか。

アメリカでも1999年4月に起こったコロンバイン高校での射撃事件に人々は心を冷やされた。そのあとそれを真似るように、高校・大学での射撃事件が、2008年10月までの9年余の間に25件も起こっているとのことである。コロンバイン高校射撃事件の前の30年余の間には約20件の学校での射撃事件があったようである。

「義人はいない、ひとりもいない。」ロマ書3:10を読むとき光子はいつも胸が痛む。また別の箇所には「わたしの内に、すなわち、わたしの肉の内には、善なるものが宿っていないことを、私は知っている。なぜなら善をしようとする意志は、自分にあるが、それをする力がないからである。すなわち、わたしの欲している善はしないで、欲していない悪は、これを行っている。」ロマ書7:18,19とある。

人は善ではないのだろうか。善を知っていても悪をしてしまうとは、何と悲しいことだろうか。

光子は、自分が悪であり、自分がいつも一等一番、自分は何でもできるので助けはいらない、自分、自分と考える思いあがった人間であった。神は人をロボットのようにではなく、善悪を選べるものに造られた。アダムとエバは「神のようになれる」との悪魔の誘惑に悪を選んでしまった。そのアダムとエバと同じ罪、神のようになりたいと思う自分の罪を見、その罪から逃れたくいろいろな本を読み漁った。座禅もした。

最後に聖書の中にこの悪の自分を聖くしてくいださる方を見出した。そしてその方によって死後の世界も見せていただき、その方、イエス・キリストを信じるものになった。

罪悪の心が洗われ聖くされ、平安と喜びに満ちた生活ができるようになる聖書をお読みください。

いつもはシカゴに来てから見つけ自分のものにした美味しいレシピーを書くのが楽しみなのだが、今日はお食事のことなど考えられないほど秋葉原事件によって心が揺さぶられた。ファスティング(断食)をしてお祈りします。
プロフィール

Tsukasa Hiroko

Author:Tsukasa Hiroko
初めの家は塵でできており、砂の上に建っていました。
四十年前にシカゴで木の家を岩の上に建てさせていただきました。
今はレンガの家が岩の上に建つようにしていただいたようです。
金の家になれる日を望んでいます。

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