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雨が降り、洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ち付けても、倒れることはない。岩を土台としているからである。

愛されている光子

愛されている光子 2 お祖母さん、どこへ行ったの

多くの人々は死とお葬式の話をするのを嫌う。でも山形では、お正月の初夢で見る縁起のよいものの中に死と葬式が入っている。一富士、二鷹、三なすび、四死葬、五雪隠となっている。
光子の父方のお祖母さんの死、そして不思議なお葬儀の話しだけど最後まで読んでね。

お祖母さん一家は山形に、そして光子の一家は東京に住んでいた。お正月、お盆は勿論、何かと理由をつけては山形に行った。
秋も深まったある日、突然山形に行くことになった光子の家では、お母さんが忙しそうに持っていくものをトランクに詰めていた。光子はお祖母さんのところに行ける嬉しさに家の中を飛び回っていた。お父さんとお母さんの浮かない心配そうな顔を見て、光子は、「お母さん、どうしたの。お目目の上に皴を寄せて。怒ってるの。泣いてるの」と聞いたりしたが、直ぐに忘れて田舎へ行ける嬉しさに走り回った。
光子が田舎のお祖母さんの家に行くのをこんなに喜ぶのは、田舎のお祖母さんが光子をとても可愛がってくれて、お祖母さんと一緒に光子はいろいろなことができたからだ。お祖母さんの家では鶏をたくさん飼っていてあちこちに産む卵を拾うのは卵と隠れん坊をしているようだった。大きな綺麗な鯉がたくさん池にいて麸を小さく砕いて放ってあげると、底の中から出てきて大きな口を開けてパクパクと美味しそうに食べた。また夕食に食べる大根や人参や芋を畠の隅にある穴から取り出す手伝いをするのも大好きだった。それからもう一つ、炬燵に入ってお祖母さんに抱かれて話をして貰うのも楽しみだった。田舎には美味しいものがたくさんあって、光子にとって田舎へ行くのはお伽の国へ行くようでとっても嬉しかったのだ。
その日は田舎のお祖母さんの家には行かなかった。いつもは山形のお祖母さんの家に着くと、大きな家の奥のほうの炬燵に座っているお祖母さんめがけて走り、お祖母さんの懐に飛び込んで、いろいろおしゃべりするのを楽しんだ。でもその日は違っていて、お祖母さんの家ではなく、小さな暗くて寒い部屋の中でお祖母さんが寝ていて、光子には何も言ってくれなかった。いつもは炬燵で暖かくしてくれるお祖母さんの手が氷のように冷たかったことを今でも光子の手が覚えているのだ。そこにいた叔父さん、叔母さん、従姉妹たち皆がお祖母さんがどこかへ行ったと話しているのが、光子には不思議だった。
昔、山形でのお葬儀は死体を家に運び、家族で体を拭くことからはじまった。そして紙の着物を着せ、藁で作った草履を穿かせながら、遠くへ行くのだからもう一足入れておこうとか、あの世へ行くために河を渡してもらうとき船頭さんにあげるお金がいるからと紙のお金などを作ってお棺の中に入れたりした。この部分はお祖母さんのお葬儀ではなく、お祖母さんのあと何年かして叔父さんが亡くなったときにこのようにした。それを見て光子は、お祖母さんのときもこんなことをしたのだなあと思った。
光子がよく覚えているのは、紙の着物を着せられたお祖母さんを樽の中に入れようとして、
「小さいと思ったのに少し頭が出るな。大きい桶にするか。」
「いや、大丈夫だろう」などと言って、お祖母さんを「グッ」と樽の中に押し込んで、蓋をトントンと叩いて閉めてしまった。光子はそれがとっても嫌だった。それを見て、光子は体がすくんでしまった。
光子が次に見たのはもっと驚くべき、恐ろしいことだった。お祖母さんの入っている樽を担いで山の上に持って行き、薪を井桁に積み重ねた上に樽を載せた。そして火をつけて焼いたのだ。光子にとって、それはとっても恐ろしい出来事だった。お父さんとお母さんはどこにいたのか。その頃の山形では、普通どこの家でも行う火葬なので四歳の光子がそのような光景を見てどうなるか気にしていなかったのだ。
光子が大好きだったお祖母さんの死を思うとき、これら飛び飛びの一連の光景が目に浮かんでくる。その恐ろしい出来事は、光子が成長するにつれて心に深く刺さっていて、いつも心のどこかに、お祖母さんは何処に行ってしまったのだろう、光子はまたお祖母さんのいるところに行って、お祖母さんに会えるだろうかと思うことが多かった。そして死についても知りたかった。お母さんが心配しながら、この子は変な子だよ、遊園地や動物園に行くよりお寺に行くのを喜ぶのだからと人に言うのを聞いて、光子も心を痛めた。でもお墓の中を歩いたり、お坊さんと死についてそして死んだあと何処へ行くのかなどについて話して貰ったりするのが好きだった。
光子はキリスト教系の大学に入り、キリスト教を必修科目として勉強させられることに反発し、家の宗教である禅宗の勉強のために円覚寺で座禅をはじめた。金曜日は大学のキリスト教概論の教授宅で行われた読書会に出席してキリスト教の匂いを嗅ぎ、土曜日から日曜日には円覚寺へ行って、座禅をした。
このあと十三年間いろいろあったが、十字架の上で亡くなったキリストが蘇ったように、キリストを信じたものは死後蘇らせていただけることを信じた。それで死んだあと何処へ行くのかを理解でき、キリストを光子の神なる救い主として心に向かえ、キリスト者になった。お祖母さんのことは一度イエスにお願いした。イエスは、蘇る前の三日間に、「獄に捕らわれている霊どものところに下って行き、宣べ伝えることをされた(Iペテロ3章9節)」と聖書にあるから、お祖母さんがイエスを信じるようにと光子は祈った。
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お祖母さんが作る鍋物をお祖母さんを思い出して載せたいと思ったけど、1月15日の「小正月」と題したブログに簡単な鍋物を書いたのでダブっちゃうね。でも1月15日のは簡単で略式のだから、お祖母さんを思ってもう一度書くね。読んで、コメントもお願い。
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生活

いろいろ有難う!

I New Comp1
娘が買ってくれたコンピューターです。いろいろ大変でした。娘も新しいコンピューターは大変だねと言って見ています。多くの人たちに迷惑をかけ、お世話になりました。最大の問題は日本語を書く機能を載せることでした。

オハイオ久美子さん、息子さんによろしくお伝えください。日曜日にできるようにしてもらいました。

またブログにコメントをいただいた方々、Eメールにメッセージをいただいた方々、ありがとうございました。ブログには英語で返事をしようとしたのですが、百パーセント英語のコメントは受け付けてくれませんでした。

特に、日本語機能を載せていただき、たくさんの質問に答えてくださったしほうさんのご主人には感謝です。これからもよろしくご指導ください。ありがとうございました。

テレビと一緒の写真                小さい部屋の写真
I New Comp2 I New Comp3

笑い話ひとつ。
古いコンピューターは、テレビがあるフロントにあったのでイヤーホーンを使ってCDなどを聞いていた。でも今度は小さい、キッチンに近い部屋に入れたから、ミックさんにいただいたVCRつきテレビもコンピューターの隣においてビデオを見ながら、CDもスピーカーをつけて聞きながら、コンピューターができる。うれしい!と思ったのに、スピーカーが音を出さない。「これ音が出ないんです。」「どれどれ」としほうさんのご主人。「やあー、電源が入ってませんよ。ここにアウトレットから電気のコードをつけなければ...!?」「えっ、そうですか?」「ハハハハハ」という旦さんの大笑いの声。こんな知識でするコンピューターなのだから大変。コードが見つからないから、スピーカーは新しいのを買うことにする。
皆さん本当にありがとうございました。娘にも感謝。Window7を使いこなさなければ。よい知識があったら教えてください。
ブログで恐れ入りますが、お礼と報告をさせていただきました。

シカゴあれこれ

リスのこと、動物のこと

リス(squirrels)の面白い生態について去年書きましたね。殻のついたままのナッツをあげると土の中に埋めて、殻が腐るのを待つという話。その証明の写真を撮りました。左の芝生に穴が沢山あるのが見えますか。それはナッツを埋めてあったところをリスが掘ったためです。右の芝生は隣の家の芝生なんです。穴がないでしょう。
10 03-15 リスのこと1 10 03-15 リスのこと2
大家さんは殻をとったナッツを沢山あげるんです。でもリスたちはそれを食べないで二階に上がってきて、旦さんが朝の新聞買いに出るのを待ってるんです。殻付きのナッツを貰いたいから。それを貰うとさっさっとどこかへ行ってしまうんです。三月になって雪が溶けたら、この通り庭は穴だらけでした。旦さんのあげた殻付きのナッツをここに埋めたんですよ。そして冬の間、食べ物のないとき掘って食べてたんですね。
しほうさんにこれを見せたらナッツを上げたら駄目ですよって怒られました。というのは夏になって、植木を外にだすとその土をみんな掘り返えすし、旦さんの大事に育てるキュウリ、トマトなど全部齧るんです。リスの齧ったのは食べたくないので、人間の食べる分が少なくなってしまうんですよ。
でも可愛い顔して、戸を開けるとどこかで待ってたんでしょう、飛び出してきて、手(前足か)を合わせてお願い、お願いって言ってるみたいにするからあげたくなるんですよ。

神は動物を造ったとき、リスには殻のナッツを土に埋めて殻を取る知恵、そして猫の舌がざらざらしているのも生活のためなのだそうです。ミックさんが教えてくれました。ミックさん、いつかあなたのブログに書いてくださいね。猫の舌がざらざらしている訳を。お願いしますよ。神はこのように動物に生きるための知恵を与えているのでしょう。聖書マタイの福音書6章25節、26節
それだから、あなたがたに言っておく、何を食べようか、何を飲もうかと、自分の命のことで思いわずらい、何を着ようかと自分のからだのことで思いわずらうな。空の鳥をみるがよい。まくことも、刈ることもせず、倉に取りいれることもしない。それだのに、あなたがたの天の父は彼らを養っていてくださる。あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれたものではないか。

真っ黒だった木々が3月になり少し白くなりました。それで写真を撮ったらよく見えました。
家の前の木                     家の裏の木
10 03-15 リスのこと4 10 03-15 リスのこと3
裏から出たところにある通りの木
10 03-15 リスのこと5
これ鳥の巣だと思っていたんです。ある朝旦さんがフロントの窓から外を見ていたら、この木にある巣からリスが出たり、入ったりしていたんですって。はじめは鳥の卵でも取っているのかと思ったら、下の芝生から枯れた葉や小さい枝を口に加えてこの巣に持って行ったんですって。それを何回も繰り返していたそうです。それでこれがリスの巣ということが分かったんです。沢山ありますよ。

さて、人には火を使って料理するすべを教えてくださったのだから、レシピをいろいろ工夫したり、みんなで教えあったりして、美味しいもの作って食べましょう。グリーン・サラダに特別なものを入れた簡単なレシピを続きに書きました。コメントもお願いしますね。

お客さん、旅人

ミックさん無事日本到着

日本に行っちゃったミックさんから、下記のような無事到着の報告が来た。よかった。「ミックさん、行っちゃった」ブログを書いたから、ミックさんからの無事到着のEメールを載せさせていただきましょう。

「帰国したその翌日から、つまり今日(3月10日)からですが、兄貴にさっそく使われました。
12日まで、お手伝いのパートさんがいるので、私は夕方の準備だけ手伝って帰ろうと思っていたら、早い時間からお客さんが数組立て続けに入ってきたので、落ち着くまで手伝ってきたところでした。
そういうことはめったになかったそうだし、日本も税金申告の季節なので、それが済むまで、あと数日はヒマだ、という兄の予告は、幸いにして外れたようです。
母がごはんを食べずに先に帰っており、兄が帰っていいサインを出してくれたので、帰り支度をしているとまた一組、知らぬふりをして帰りました。
8時過ぎからのことは、まだ、兄が帰っていないのでわかりませんが、私って、ひょっとしたら、福の神?かも。
兄が帰ると、おしゃべりでうるさいので、今のうちにメールを書いていますが、微妙にキィの位置が違う慣れないキーボードで間違ってばかりです。
ですから、今夜のところは、とりあえず無事到着の報告だけです。
また、すぐにメールします。(他の人たちにメールしている内に、少しは慣れると思います)ミック」

良かったね。ミックさんが福の神になれて。シカゴの友人みんながイエスさまにお祈りしているから。きっとイエスさまが早々に祈りを聞いてくれたのかもね。だからミックさんは福の神だね。これからも祈ってるね。

ミックさん、これからもブログ書き続けるでしょう。お兄さんのお店の住所と地図も載せておいてね。お友だちに大阪に行ったら寄ってもらうよう話しておくから。

ミックさんを思って何かのレシピを載せたいなあ。何がいいかな。ミックさんを思い出すレシピって何かな。いろんなもの一緒に食べたらから。何か新しいものにしよう。ミックさんがいなくなって教会のお掃除に困った先週の土曜日(3月6日)、牧師達が教会堂はしてくれて、旦さんと愛子さんとの三人だけでお掃除したので、美味しいクッキーとケーキを作って持って行ったの。そのオートミール・クッキーのレシピにしよう。美味しいよ。ミックさんには食べさせてあげられなかったね。残念。

お客さん、旅人

ミックさん、行っちゃった

ミックさん、行っちゃった。
オーヘアで、さようなら
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オーヘアで、これは手荷物なんだけど重いなあ
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オーヘアへ出かける前、小さい部屋なので荷物が一杯
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ミックさんがデボン教会の英語部に出席したのは8月の末なんですって。何だかミックさんとは十年以上も一緒に付き合っていたみたい。年寄り達が教会のお掃除をしているのを気遣って、マップを掛けにきてくれてたものね。有難う!
二、三の教会に出席し、イエス様に会って、いろいろ勉強していたけど、とうとうイエス様とお友だちになれないまま日本に行ってしまった。でもこれからも教会に行くっていってたから。いつかどうぞイエス様とお友だちになってください。

ミックさんを送って、あちこちでたくさん「さようなら」パーティーが開かれた。光子の家でも、丁度子供たちが集まる予定だったので急遽ミックさんのFarewell Partyにしてもらった。ミックさんのこれからの話になり、カルチャーショックなどに負けないで頑張ってねって、みんなで応援。
10 03-01 Mic2-1 10 03-01 Mic2-2
このパーティーの献立は、すき焼き、リッブス、うま煮、そして勿論漬物。
うま煮のレシピを続きに書くから。シカゴでも結構材料が集まるのよ。

出発前日の日曜日には、礼拝のあとチャイナタウンへ行って、ミックさんのご要望の中国の朝食(ジムサム)を。チャイナタウンへ行くとやはり本格的な味のよいものが食べられるね。美味しかった。
ミックさんの出発を祝って一人がチーズケーキを持って来た。
チーズケーキを切っている二人。
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この二人がいろいろ予定を立ててくれた。感謝
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大きなレストランで、名前はフィニックス。大きなお店なのに人が一杯。
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みんなよく食べたなあ。いつらになるか心配している幹事さん。
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いろいろ手違いがあり、おおわらわの一幕もあったけど、楽しくミックさんを送ってあげられて感謝。

その日の夕食は最後の晩餐。ピザかステーキか。これ二つとも先週招待されたFarewell Partyで食べさせてもらっちゃったって。皆さん考えることは同じ。でももう一度ステーキにする。日本に行ったら高くてステーキなど食べられなくなるからって。一ポンドのステーキにポン酢をかけて美味しいって食べてくれた。
ミックさんは日本に帰る前に国内で小旅行をした。この頃の国内の飛行機では食事を出してくれないのでスパムおにぎりを朝食用と昼食用に作ってあげた。飛行機にスパムおにぎりを持ち込むのはいいね。スパムおにぎりに梅干、キュウリの薄切り、そして生のホウレン草も入れちゃった。ミックさん、美味しかった。勿論、検閲で取り上げられなかったでしょうね。I really HOPE so.
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ミックさんは、みんなにとっても感謝して帰って行った。
ミックさん心配しないでね。こちらこそイエス様の教えてを守らせていただき感謝。イエス様は、「旅人であったときに宿を貸し」たものを祝福されたもの、御国を受け継ぐものと呼んでいる。そして旅人、客のもてなしを勧めている。(マタイの福音書25章31-36節)イエスさま自らも空腹の人々に食を与えている。このように空腹の人、乾いている人、旅人、裸の人、病気の人を見舞うのは、イエス様から勧められていることで、それを実行させてもらえたのだから、私たちクリスチャンこそ、有難うと言いたい。ありがとう!
プロフィール

Tsukasa Hiroko

Author:Tsukasa Hiroko
初めの家は塵でできており、砂の上に建っていました。
四十年前にシカゴで木の家を岩の上に建てさせていただきました。
今はレンガの家が岩の上に建つようにしていただいたようです。
金の家になれる日を望んでいます。

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